シスメックス株式会社

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IR資料室 決算短信
経営成績
1. 当期の概況
 
  (1) 当期の業績の概要
 
<連結業績> (単位:百万円)
平成12年3月期 平成13年3月期 増減額 増減率
売上高 37,243 38,816 1,572 4.2%
営業利益 3,617
2,974
△642 △17.8%
経常利益 3,197
3,258 60 1.9%
当期純利益 1,838
1,363 △474 △25.8%
 
  当期におけるわが国経済は、海外需要及び前年からの経済新生対策を受けた公共投資等の政策効果もあり、企業部門を中心に設備投資が緩やかながら増加に転じ、前半は自律的な回復の動きが見受けられました。これに伴い、雇用・所得環境面で幾分緩和の傾向が現れ、家計部門における景気の下支えが期待されたものの、後半の海外経済の減速の影響、景気回復の実感が伴わないことから、個人消費は総じて低水準で推移する結果となりました。
医療面では、国民医療費の対国民所得比は、少子高齢化、医療の高度化の中で継続的な医療費抑制策にもかかわらず逓増傾向が続いています。今後、適正な医療提供体制を目指した抜本的な改革が進められようとしており、これに備え各医療施設はより一層経営の効率化を迫られております。また、平成12年4月の介護保険法の実施に伴い、医療と福祉が連携して機能する方向が示され、介護ビジネスやその周辺ビジネスとして情報システム等を利用した新たなビジネスが生まれてきており、医療関連市場の拡大が期待されています。
一方、グローバルベースでのヒト遺伝子の解析が進められ、今後はその成果を医学の分野で利用する動きとして、テーラーメード医療や再生医療等の最先端テクノロジーによる治療が現実のものとなろうとしてきており、医療関連市場は新たな局面を迎えようとしています。
このような状況下で当社グループは、アライアンスによる品揃えの充実を図るとともに、国内及び海外の販売・サービス体制の強化、生産拠点の整備並びにIT事業拠点の設立を進めて参りました。
その結果、円高による海外連結子会社の円換算売上高の目減りの影響がありましたが、国内及び欧州の売上が順調に推移し、連結売上高は38,816百万円(前期比4.2%増)となりました。なお、当期における円レートが前期と同水準であったと仮定すると、当年度の連結売上高は前期比約11%増であったと推定されます。
利益面におきましては、事業基盤の整備・拡大のための投資を進める一方、原価低減に加え、下期からの円安効果も寄与し、経常利益は3,258百万円(前期比1.9%増)となりました。また、当期純利益は、当期より導入された新会計制度(退職給付、金融商品等)の影響もあり、1,363百万円(前期比25.8%減)となりました。
 
  (2) 所在地別セグメント情報
 
 
<所在地別業績> (単位:百万円)
平成13年3月期 平成12年3月期 増減額 増減率
日 本 売上高 20,897 20,060 △837 △4.0%
営業利益 3,655 2,962 △693 △19.0%
米 州 売上高 5,685 5,282 △403 △7.1%
営業利益 △114 △55 58
欧 州 売上高 9,971 10,416 444 4.50%
営業利益 406 480 74 18.20%
アジア・パシフィック 売上高 689 3,057 2,368 343.70%
営業利益 29 △135 △165
(注)売上高は「外部顧客に対する売上高」であります。
   
  <日本>
「多項目自動血球分析装置XE−2100」をはじめとした血液検査用製品の売上が順調に推移したのに加え、4月から販売を開始したロシュ ダイアグノスティクス社の尿自動分析装置関連商品、オムロン株式会社からの事業譲受けにより6月から販売を開始した血液像検査システム関連商品等、新たに拡充された商品群による貢献等もあり、国内売上は増収となりましたが、当期より中国向けの販売を中国販売子会社経由に変更した影響により、売上高は20,060百万円(前期比4.0%減)となりました。
 また、営業利益は、原価低減、販売費及び一般管理費の抑制等に努めましたが、円高の影響、新たなテクノロジー創出のための研究開発費の増加(前期比11.8%増)等もあり、2,962百万円(前期比19.0%減)となりました。
<米州>
 前期より「血液分析装置の販売・サービス機能」を販売子会社であるシスメックス コーポレーション オブ アメリカからロシュ ダイアグノスティクス社へ移管しておりますが、円高による円換算売上高目減りの影響もあり、売上高は5,282百万円(前期比7.1%減)となりました。
 また、ソフトウェア開発拠点であるシスメックス インフォシステムズ アメリカ インクは、開発及び販売体制の再構築を進めており、米州全体で、営業損失55百万円となりました。
<欧州>
 円高による円換算売上高の目減りの影響があったものの、「多項目自動血球分析装置XE−2100」をはじめとした血液検査用製品及び尿検査用製品の売上が好調に推移し、売上高10,416百万円(前期比4.5%増)、営業利益480百万円(前期比18.2%増)となりました。
<アジア・パシフィック>
 近年、成長が著しい中国において上海及び香港に販売子会社を設立し、販売・サービスネットワークの強化を図りました。その結果、アジア・パシフィック全体の売上高は3,057百万円(前期比343.7%増)となりました。
 しかし、利益面におきましては、旧代理店からの引継ぎや直販体制整備の遅れの影響もあり、販売拠点拡充に伴う投資費用を吸収できず、営業損失135百万円となりました。
 
  (3) キャッシュ・フローの状況
 
 
<キャッシュ・フロー計算書概要> (単位:百万円)
平成12年3月期 平成13年3月期 増減額
営業活動による
キャッシュ・フロー
5,657 1,723 △3,934
投資活動による
キャッシュ・フロー
△3,659 △9,130 △5,470
財務活動による
キャッシュ・フロー
4,008 4,739 731
現金及び
現金同等物の期末残高
9,901 7,338 △2,562
 
    営業活動の結果得られた資金は、前期に比べ3,934百万円減少いたしました。これは主に、税金等調整前当期純利益の減少、棚卸資産の増加、売上債権の増加によるものであります。
 投資活動の結果使用した資金は、国際試薬株式会社との業務提携に伴う株式取得、オムロン株式会社の事業の一部譲受けに伴う営業権取得等により、前期に比べ5,470百万円増加いたしました。
 財務活動の結果得られた資金は、長期借入金の増加等により、前期に比べ731百万円増加いたしました。
 この結果、現金及び現金同等物の当期末残高は、前期末より2,562百万円減少して、7,338百万円となりました。
 
  2. 次期の見通し
 
<連結業績見通し> (単位:百万円)
平成13年3月期 平成14年3月期 増減額 増減率
(実績) (予想)
売上高 38,816 43,700 4,884 12.6%
営業利益 2,974 3,870 896 30.1%
経常利益 3,258 3,700 442 13.6%
当期純利益 1,363 1,700 337 24.7%
 
    今後の見通しにつきましては、わが国経済は、当面は停滞色の強い展開が続くと思われますが、年初発表された政府の「緊急経済対策」の政策効果も期待され、後半には民需を中心とした設備投資、個人消費が自律的回復軌道をたどるものと期待されます。しかし、一方では、世界的なIT需要の先行きに対する慎重な見方も出てきております。また、国内では、近く医療制度改革が予定されていることもあり、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しいものと予想されます。
 こうした中で、当社グループは、アジア地域における売上拡大、国内でのポイント・オブ・ケア市場の売上拡大に努めて参ります。また、国際試薬株式会社との業務提携により、今後は、研究から生産、販売、サービスに至る両社の強みを活かし、総合力を発揮してグループの業績向上に努めて参ります。
 なお、次期の見通しにつきましては、売上高43,700百万円(前期比12.6%増)、経常利益3,700百万円(前期比13.6%増)、当期純利益1,700百万円(前期比24.7%増)を予想しております。
 
    <注意事項>
 本資料に記載されている業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社で判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、様々な要因の変化により、実際の業績は記載されている見通しとは異なる場合がありうることをご承知おきください。
 
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