シスメックス株式会社

Press Release
  プレスリリース 2015
シスメックスとLabCorpが血液検体を用いたがん遺伝子検査分野で提携
Date2015年6月1日
プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたびLaboratory Corporation of America Holdings(本社:米国、CEO:David P. King 以下「LabCorp」)とがん分野における個別化医療のさらなる発展を目指し、血液検体を用いたがん遺伝子検査技術の実用化に向けて提携しましたのでお知らせします。今後、両社は協力して血液検体を用いたがん遺伝子検査におけるフロントランナーとしての地位の確立を目指します。


 本提携は、シスメックスの子会社であるシスメックス アイノスティクスが保有する血液検体を用いた遺伝子検査手法の開発力と、LabCorpの個別化医療におけるグローバルでのリーダーシップを融合させるものです。LabCorpは、臨床診断検査の米国大手検査センターであり、その子会社である医薬品開発支援事業グループ企業Covanceは、製薬企業と共同で進めるグローバル臨床試験の受託検査において豊富な経験を有しています。

 シスメックス アイノスティクスの高感度遺伝子検査技術であるOncoBEAMTM ※1 、プラズマシーケンス技術※2は血液検査により微量血中循環がん遺伝子の解析を可能にします。がん遺伝子の有無が血液で測定可能となるため、がん治療において個別の治療方針の意思決定に必要となる適切な候補治療薬の選択や、病変をより簡易に把握することができ、手術や生体検査の必要性を減らすことができる可能性もあります。また、血液検体となるため従来の生体検査に比べ低侵襲な検査となり、患者さんの身体的、経済的負担を最小限に抑えることに繋がるなど、新たな可能性を生み出します。
 OncoBEAMTMはがんにおける臨床的に有用な遺伝子の変異を捉え、プラズマシーケンス技術は血中循環がん遺伝子配列を解析します。これらを組み合わせることで、製薬企業に対して新たな治療薬の効果検証に有効な検査手段を提供します。

 今回の提携により、Covanceが世界各地で実施するがん臨床試験にOncoBEAMTM とプラズマシーケンス技術を活用できるよう、シスメックス アイノスティクスは試薬の提供や必要に応じてサービスの提供を行う等の協業体制を推進していく予定です。また、臨床試験にこれらの技術やサービスを活用することで、シスメックスの技術の臨床的意義を高めるとともに、実用化に向けた取り組みを加速していきます。

 今後もシスメックスは、がん治療における新たな検査技術の創出に取り組み、個別化医療の発展に貢献していきます。

  ※1 OncoBEAMTM

Johns Hopkins大学が開発したBEAMing技術(Bead, Emulsion, Amplification, and Magneticsの各頭文字をとって命名されたもので、高感度PCR技術とフローサイトメトリー技術を融合させた遺伝子解析手法)によって血中の微量遺伝子変異を検出する受託サービス商品名

  ※2 プラズマシーケンス技術: DNA1分子ごとに標識を付加して各遺伝子を識別して増幅することにより、標的DNA分子を特異的かつ高感度に遺伝子配列解析する技術。一般の次世代遺伝子配列解析よりもエラー率が低いことが特長で、リキッドバイオプシー検体の高感度マルチ遺伝子検査に有用


 

 

以上


2015年

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