シスメックス株式会社

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コンプライアンス

コンプライアンス体制

「正々堂々とした事業活動」を追求

シスメックスは、グループ企業理念である「Sysmex Way」に基づき、コンプライアンスを「法令遵守とともに高い倫理観にもとづいた正々堂々とした事業活動を行うこと」と定義し、グループの全役員・従業員が遵守すべき特に重要なルールや行動のガイドラインをまとめた「グローバルコンプライアンスコード」を制定しています。さまざまな教育機会において同コードの周知を図り、各国・地域の法令を遵守した事業活動に努めています。

2013年10月には、コンプライアンスの体制を見直し、リスクマネジメント委員会から独立して、「コンプライアンス委員会」を設置しました。また、グループのコンプライアンス統括責任者と関係会社のコンプライアンス責任者との連携を強化してコンプライアンスを推進できる体制にしました。2014年5月にはグローバルコンプライアンスコードの内容を見直し、研究開発に関する倫理、贈収賄禁止、世界人権宣言など配慮すべき国際規範の支持や研究開発に関する考え方などを追記しています。また、社内外の環境変化などに対応するため、原則として2年に一度見直しを行うことを附則に明記しました。

また、グローバルコンプライアンスコードの「2.公正な取引と自由な競争の促進」および「9.社会との健全な関係の保持」について、より詳細かつ具体的に展開した「シスメックスプロモーションコード」も制定し、啓発活動に努めています。

コンプライアンス体制

コンプライアンス体制

グローバルコンプライアンスコード
  1. お客様への安全と安心の提供
    私たちは、全ての企業活動において、お客様への安全と安心の提供を優先して行動します。
  2. 公正な取引と自由な競争の推進
    私たちは、公正で自由な競争の推進に関する各国・地域の法令等を遵守し、お客様をはじめとした全ての取引先と公平かつ公正に接し、適切な条件で取引を行います。また、同業他社との関係においては、相互間での不当な取引制限や相手を貶める不正な行為を行いません。
  3. 公平・適正な情報開示と情報管理の徹底
    私たちは、グループの経営状況や事業活動などの企業情報を、各国・地域の関連する法令等に従い、公平、迅速、正確に、かつわかりやすく開示するとともに、事業活動を通じて収集された営業秘密は、第三者に不利益を与えることのないように厳重に管理します。
  4. 適正な研究開発活動の実施
    私たちは、研究開発を行うにあたっては、被験者の尊厳及び人権を守るとともに、遺伝子や他の研究におけるプライバシーを保護し、各国・地域の関連する法令等を遵守するとともに高い倫理観をもって活動を行います。
  5. 知的財産権の尊重
    私たちは、自社の知的財産権と同様に第三者の知的財産権を尊重し、不正な方法で第三者の成果や営業秘密を入手したり、自らの業務に利用したりいたしません。
  6. 国際的な平和と安全の維持
    私たちは、各国・地域の輸出関連法令等を遵守し、国際的な平和と安全の維持を阻害する恐れのある取引には関与しません。
  7. 適正な会計処理と納税の実施
    私たちは、租税に関連する法令その他各国・地域の経理関連法令等を遵守し、常に適切な税務処理と適正な会計処理を行います。
  8. 人権の尊重と安全・衛生の向上
    私たちは、世界人権宣言、ILO中核的労働基準等の人権に関する国際基準を支持し、一人ひとりの基本的人権を尊重し、差別や嫌がらせ等の行為を行いません。また、各国・地域の労働関連法令等を遵守し、職場の安全・衛生に努めるとともに、不当な労働を強制しません。
  9. 公私のけじめと利益相反行為の禁止
    私たちは、職務遂行において自己の利益を図ることはもちろん、グループの資産や物品ならびに情報などの不正利用や、グループの事業活動に不利益を及ぼす個人的な行為を行いません。
  10. 社会との健全な関係の保持
    私たちは、贈収賄禁止に関連する各国・地域の法令等を遵守するとともに、政治献金を行う際は、関連法令等を遵守し厳正に対応します。また、反社会的な活動や勢力に対しては毅然とした態度で臨み、一切関係を持ちません。
  11. 地球環境の保護
    私たちは、環境関連法令等を遵守するとともに、各国・地域の環境に関する国際基準等にもとづき、事業活動全般において環境に配慮した取り組みを行い、地球環境の保護と向上に努めます。

2014年05月改定

グループのコンプライアンス推進体制と運用状況について外部機関による評価を実施

社会情勢や各種の法規制を踏まえて、コンプライアンスに関する取り組みや規程の妥当性を確かめ、必要に応じて内容の見直しなどを行っています。2014年度には、コンプライアンス推進体制の強化を目的として、取り組みの基本となる「グローバルコンプライアンス規程」を改訂しました。また、グループのコンプライアンス推進体制と運用状況について、外部機関による評価を実施しました。この結果をもとに課題を抽出し、改善を検討していきます。

また、製品についても、設計などが法規制に違反していないかを適宜検証しています。2014年度には、薬事申請を行っている製品について、設計が申請内容と整合しているかを確認するため、チェックリストを作成し、整合性の確認を完了しました。

内部通報制度を設置

コンプライアンス上の問題があれば原則として職制で解決することとしていますが、職制での解決が難しい場合は「カンパニュラライン」を利用し、早期に解決を図るようにしています。「カンパニュラライン」では、社内・社外の2つの窓口で、電子メール、郵便、電話による相談や通報を受け付けています。

寄せられた情報は匿名で取り扱い、相談・通報者が不利益を受けないよう保護しています。また、海外グループ会社でも内部通報制度を設置しています。

なお、国内グループ会社において、2014年度は17件の相談が寄せられました。それぞれの相談案件に対し、事実調査を行った上で適切に対処しました。

内部通報制度「カンパニュラライン」

内部通報制度「カンパニュラライン」

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コンプライアンス教育

コンプライアンス教育を継続して実施

グループ各社にコンプライアンス責任者を設置し、コンプライアンス教育を実施しています。国内グループ会社では、入社した従業員に「コンプライアンスハンドブック」を配付し、全従業員への周知・浸透を図っています。国内グループ会社では、定期的なコンプライアンス教育に加え、毎年重点テーマを設定し、各テーマに関連する部門に対して教育を実施しています。2014年度は、「グローバルコンプライアンスコード」「公正な取引推進」「医療機関等との関係の透明性確保」に関する教育を実施しました。特にグローバルコンプライアンスコードについては、理解促進を図るべく新たに動画教材を作成しました。

一方、海外グループ会社については、各国の状況に合わせてコンプライアンス教育を実施しています。

2014年度の主なコンプライアンス教育実績(国内)

(1) 「グローバルコンプライアンスコード」関連

  • eラーニングを実施
  • 理解促進用ツールとしての動画教材の作成

(2) 「公正な取引推進」関連

  • 贈収賄禁止法に関するeラーニングを実施
  • シスメックスプロモーションコードの改定内容をシスメックスTMC、シスメックスCNAに説明

(3) 「医療機関等との関係の透明性確保」関連

  • 海外事業推進本部にてサンシャイン法・透明性ガイドラインに関する研修を実施
サンシャイン法:ヘルスケア関連企業に対して医師や医師教育病院への支払いに関する情報公開を義務づける法律の通称。米国、フランスなどで制定されている。

2014年度の主なコンプライアンス教育実績(海外)

  • 済南 シスメックス(中国):業務改善に関する研修の中でコンプライアンス教育を実施
  • シスメックス 無錫(中国):全社員を対象とするコンプライアンス教育を実施
  • シスメックス アジア・パシフィック:業務改善に関する研修を実施
  • シスメックス インドネシア:新入社員の入社時のほか、年間を通じてコンプライアンス教育の機会を提供
医療機器関連法規制体系に関する講演会を開催

グローバルにコンプライアンスを推進していくためには、製品の販売先である海外各国の法規制について知ることも重要です。

シスメックスでは、2014年12月、中国での薬事申請の際に実地試験を実施する北京市医療器械検験所(BIMT)のメンバーが研修にて来日された際、講演会を実施しました。当日は薬事部門、開発部門などから80名以上が参加。中国の薬事法を中心に、近年改正された内容についての講話を聴講したあと、質疑応答で活発に意見を交わしました。

講演会の様子講演会の様子

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安全保障貿易

安全保障貿易の管理体制を整備

シスメックスは、社内管理規程を制定し、管轄官庁である経済産業省に承認登録されています。さらにコンプライアンス委員会の下部組織として安全保障貿易管理委員会を設け、その社内管理規程に基づいた、貿易管理の強化と輸出先や貿易貨物・技術の使用用途の確認を徹底しています。

講習会やeラーニングを実施することで、安全保障貿易ならびに米国再輸出規制に対する意識向上を図り、さらに監査を実施し、管理を徹底しています。また、グループ全体の安全保障管理体制を強化するために、海外の統括現地法人にERPシステム(統合基幹業務システム)と連携する管理システムを導入し、管理の徹底と効率化を推進しています。

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知的財産管理

知的財産権の尊重

シスメックスは、自社の知的財産権と同様に第三者の知的財産権を尊重しています。

新製品の開発プロジェクトごとに、自社の知的財産を確保するための出願活動や第三者の知的財産情報について、パテントレビューにて審議しています。その中で知的財産部門の担当者と研究開発者をメンバーとする「出願検討会」を開催して、開発中の技術に関して特許出願の方針、計画を立案しています。また、第三者の知的財産権を調査し、知的財産に関わるリスクを低減しています。

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研究倫理

適正な研究開発活動の実施

シスメックスは、臨床研究開発やヒトゲノム・遺伝子の解析研究に取り組む企業として、「人間の尊厳の尊重」「個人情報の保護の徹底」などを基本方針とする「臨床研究開発及びヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理規程」を定め、法律・科学の専門家などの社外委員をメンバーに含む「研究倫理審査委員会」を設置し、研究内容を審査しています。委員名簿や審査結果は当社Webサイトで公開し、透明性を確保しています。

また、動物実験および遺伝子組換え実験に関しても、「実験管理委員会」を設置し、実験計画が関連法規制に準拠しているかを厳格に審議しています。

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贈収賄の防止

国内外の関係法令の遵守を推進

シスメックスは、グローバル・コンパクトの10原則の一つである「10.企業は、強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである」に基づき、腐敗防止の実践に努めています。

国内の関係法令だけでなく、米国や英国、中国などの主要国の法令に関する解説書を作成し、周知啓発活動を行なっています。

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税の透明性

適切な納税を実施し、情報を開示

シスメックス(株)は、グローバルコンプライアンスコードにおいて「7. 適切な会計処理と納税の実施」について定めています。また、海外のグループ会社間取引価格については、国際的なコンセンサスであるOECDガイドラインなどに従って算定しています。

有価証券報告書などにおいて、グループとしての法人税などの納税額を開示するとともに、法定実効税率との差異要因などの情報も開示しています。

グローバルコンプライアンスコード(抜粋)

7. 適正な会計処理と納税の実施

私たちは、租税に関連する法令その他各国・地域の経理関連法令等を遵守し、常に適切な税務処理と適正な会計処理を行います。

7-1 適切な税務処理

国内外の租税や外国為替関連法令等を遵守し、常にその正しい理解に努め、適切な税務処理を行わねばならない。

7-2 適正な会計処理

売上計上や経費の支出等の会計処理は、関連法令や社内規定を遵守して適正に行わねばならない。また、伝票や帳簿その他の会計記録は正確に記載し、虚偽や偽装などの不正な処理を行ってはならない。

7-3 公正・透明な財務諸表の作成

財務諸表は、会社法ならびに関連する法令等を遵守し、公正かつ透明に作成しなければならず、決して粉飾決算等の不正な行為を行ってはならない。

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医療機関等との関係の透明性に関する指針

はじめに

シスメックスは、「ヘルスケアの進化をデザインする。」をグループ企業理念に掲げ、お客様をはじめとする、さまざまなステークホルダーの皆様に安心をお届けすることを目指して事業活動に取り組んでいます。当社では、研究開発から生産、販売、サービス&サポートに至るまでのすべての段階で、医療機関・医療関係者の皆様と連携する機会が増えており、私たちの事業活動が高い倫理観に基づいて行われていることを、広く社会からご理解をいただくことが重要であると考えています。

2012年に、一般社団法人日本臨床検査薬協会において企業活動と医療機関等の関係の透明性を確保するためのガイドラインが制定されましたので、会員企業であるシスメックス(株)、シスメックス国際試薬(株)もその趣旨に賛同し、医療機関等への資金提供等に関する情報を公開していきます。

公開方法

当社 Webサイト等を通じて、前年度分の関連情報について公開します。

公開時期

2013年度分を最初の対象として、2014年度に公開しました。

公開対象

一般社団法人日本臨床検査薬協会「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に基づきます。

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